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【開催報告】2019年度 スマートエスイー正規履修生 修了式・シンポジウム
DATE: 2019.11.11
開催概要
大規模な産学連携によるAI・IoT・ビッグデータ×ビジネスの社会人教育プログラム enPiT-Pro スマートエスイー(SmartSE)は、文部科学省の補助金に基づき2018年6月にスタートいたしました。その第2期生の修了を記念し、2019年10月29日、AI・IoTに関係する先進的な取り組みをご紹介する講演と、スマートエスイー受講生によるAI・IoT・ビッグデータ×ビジネス等に関する修了制作の成果発表 (講演およびポスター発表)をおこなうシンポジウムを開催し、約100名の皆さまにご来場いただきました。
日時
2019年10月29日(火)15:00~18:00
場所
プログラム
14:40-15:00 受付
15:00-15:05 挨拶: 須賀 晃一(早稲田大学 副総長)
15:05-15:10 修了証授与式
15:10-15:40 講演:「AI&IoT時代の社会人教育: enPiT-Proスマートエスイーの成果報告および今後の展望」
早稲田大学理工学術院 教授、スマートエスイー事業責任者 鷲崎弘宜
15:40-16:25 招待講演: 「データが繋ぐGEMBA ーお客様を基点とするビジネスエコシステムー」
コマツ 専務執行役員 CTO 岩本 祐一氏
16:25-16:35 休憩
16:35-17:05 修了制作優秀賞受賞者による発表
17:05-17:45 修了生ポスター発表
17:45-17:50 終了挨拶
修了式・シンポジウムの様子
修了生・履修証明書授与
2019年度enPiT-Proスマートエスイー2期生は、28名の修了生を送り出すことができました。
総合成績優秀者の田中美帆氏、田淵大将氏が総代として登壇し、早稲田大学副総長・須賀晃一教授より履修証明書が授与されました。




スマートエスイープログラム2年目の成果およびコンソーシアムの今後の展望
事業責任者の鷲崎教授より、AIおよびIoTを含む超スマート社会時代をリードするイノベーティブ人材の育成を掲げたenPiT-Proスマートエスイーの2年目の成果として、目標や教育カリキュラム、学びの工夫をご報告いたしました。さらに、2020年度の受講生募集に加えて、超スマート社会時代の人材育成と周辺の産学連携研究・実践を進めるスマートエスイー及びコンソーシアムの今後の展望をご案内いたしました。
事業責任者 鷲崎弘宜 教授 配布資料
岡崎正一[新]事務局長
招待講演:「データが繋ぐGEMBA ーお客様を基点とするビジネスエコシステムー」
コマツ 専務執行役員 CTO 岩本 祐一氏より、労働力不足や労働環境の改善、ひいては労働生産性の向上など、建設・土木業界が抱える様々な課題に対するソリューションの事例として、ICT・IoT技術を活用した弊社の取り組みをご紹介します。さらには、「お客様」、「代理店」、「生産」のそれぞれのGEMBAをデータで有機的に繋ぐことにより形成される「ビジネスエコシステム」についてご紹介いただきました。
コマツ 専務執行役員 CTO 岩本 祐一氏
修了制作 最優秀賞・優秀賞、受賞者によるプレゼンテーション
スマートエスイーではAI・IoT・ビッグデータやビジネスそのほかについて学習したことの総仕上げとして、修了制作を実施しています。具体的には受講者が所属企業から持ち込む実問題または連携企業や団体提供の現実に類する課題や環境を対象に、大学・研究所教員(および連携企業)とのマンツーマン個別指導体制を通じたイノベーション・価値創造のためのシステム&サービス制作および研究を実施するものです。その成果のうちで特に優れた結果を幾つか受講生自らご報告いたしました。
最優秀賞:奥谷大介氏
最優秀賞:大甲隼土氏
優秀賞:田中美帆氏
優秀賞:坂井充氏
修了制作ポスター発表
会場のロビーにて修了制作ポスター発表を行いました。多くの皆様にご覧いただき、質疑応答が活発になされていました。名刺交換をするなど、情報交換・交流も盛んにおこなわれました。




修了制作ポスター一覧
タイトル | 氏名 | ポスター | 指導講師 | |
---|---|---|---|---|
奨励賞 | IoTシステムのテスト自動化に向けた ハードウェアエミュレータ「Helios」の開発 | 小山 恭平 | ポスター発表 | 本田 澄 |
奨励賞 | ナレッジグラフを利用した Systematic Review作業支援 | 吉田 裕輔 | ポスター発表 | 櫨山 淳雄 |
Webアプリケーションにおける、低コスト機器を用いたセキュアなログイン方法の提案 | 橋本 賢 | ポスター発表 | 田辺 良則 | |
画像認識技術を用いた締め出し防止システム | 関口 聡 | ポスター発表 | 田辺 良則 | |
最優秀賞 | 深層学習を利用した異常品検出支援システム | 大甲 隼土 | ポスター発表 | 岡崎 正一・増倉 孝一 |
奨励賞 | ドライブレコーダー撮影画像による天候認識 機械学習モデルの作成 | 田淵 大将 | ポスター発表 | 吉岡 信和 |
IoTシステムのパターン分類によるテストケース作成の簡略化 | 廣瀬 繁雄 | ポスター発表 | 鷲崎 弘宜 | |
組込み機器向けOS 統合開発システムの提案 | 福意 大智 | ポスター発表 | 大黒 篤 | |
KAOSによるデータモデリングおよび品質管理手法 | 富田 将典 | ポスター発表 | 高橋 竜一 | |
優秀賞 | ピアノ上達支援サービス 事業化までのステップ | 田中 美帆 | ポスター発表 | 鷲崎 弘宜 |
Pythonによる作業進捗の可視化並びに テキスト分析ツールの作成 | 舟生 翔一 | ポスター発表 | 粂野 文洋 | |
スマートエスイービジネス領域におけるプログラム拡張の提案 | 吉岡 大輔 | ポスター発表 | 新谷 勝利 | |
DXに向けたアーキテクチャ設計フレームワーク開発の検討 | 岡村 誠 | ポスター発表 | 井上 克郎 | |
奨励賞 | 深層学習を使ったAIアシスタントにおけるコンテキスト理解 | 森木 研人 | ポスター発表 | 鄭 顕志・小川 哲司 |
リスク指向ビジネスモデル構築手法の提案 | 増渕 慎太郎 | ポスター発表 | 高橋 竜一 | |
最優秀賞 | 増え続けるAI案件を効率的に取り組むための データ活用ゴールモデリング | 奥谷 大介 | ポスター発表 | 中川 博之 |
金融業界におけるIOT活用事例とフレームワークの創出 | 長本 一馬 | ポスター発表 | 内平 直志 | |
社内開発技術QAチャットボットのプロトタイプ構築 | 奥村 師範 | ポスター発表 | 中川 博之 | |
優秀賞 | IoTを使った「働き方改革」サービスの検証 | 坂井 充 | ポスター発表 | 森本 千佳子 |
自然言語処理を用いた Redmine検索機能の改善 | 有村 佳樹 | ポスター発表 | 飯田 元 | |
深層学習を活用した推薦最適化に関する研究 | 白石 裕昭 | ポスター発表 | 吉岡 信和 | |
ロボティクスマーケティング | 松浦 陽翔 | ポスター発表 | 鵜林 尚靖 | |
ロボティクスマーケティング | 岡崎 大地 | ポスター発表 | 鵜林 尚靖 | |
リモート保守のデバイス拡大に向けた通信プロトコルの組み合わせ検証 | 湯本 隆広 | ポスター発表 | 今井 慎一 | |
音声を用いたナレッジ収集に関するシステム構築 | 宮城 俊秀 | ポスター発表 | 松本 健一 | |
リアルタイムな機械学習を可能とする ストリーム処理アーキテクチャの実装と評価 | 石垣 弘哉 | ポスター発表 | 鈴木 正人 | |
テストスイートアーキテクチャへのアーキテクチャ検証手法 ATAMの 適用 | 大段 智広 | ポスター発表 | 鄭 顕志 | |
カスタマージャーニーマップを活用した要求工学における実現可能性評価手法の提案 | 田邊 陽子 | ポスター発表 | 位野木 万里 | |
キャッシュレス決済普及における 地域振興への導入アプローチについて | 長谷川 友幸 | ポスター発表 | 野中 誠 |